アルバ会社説明会



第6号  こどもが吐いたり・下痢が続いたりした時

2002/03/25


 乳幼児は、嘔吐下痢症(いわゆる「吐き下し」)によくかかります。これは主にロタウイルスや小型球形ウィルス(SRSV)などによって起こる病気です。冬に多い病気ですが、最近ではほぼ1年中見られます。突然吐き始め、続いて水のような下痢になります。便が白っぽくなることもよくあります。また、熱が出ることもあります。通常、吐き気は半日から1日程度でおさまることが多いようですが、時には長く続くこともあり、脱水状態になってしまうこともありますので、できるだけ早く小児科の先生に受診するようにしてください。 。

 

家庭での養生のポイント

1.吐いたら無理に飲ませない

症状が出始めの吐き気の強い間は、しばらく何も飲ませないでください。
吐き気止めの坐薬がある場合は、医師の指示通りに使用してください。
ただし、坐薬の使いすぎは禁物です。吐き気が止まらないからといって、何度も入れるのは止めましょう。
1回入れたら5〜6時間はあけてから使用してください。

2.まずは、水分から飲ませてみる

吐き気が落ちついてきたら、水分を少しずつ飲ませましょう。水分の飲ませ方は「吐いた時の飲み物と食べ物」の項を参照してください。

3.下痢だけになったら

便の様子を見ながら、少しずつ消化のよい食べ物を与えていきましょう。具体的な食べ物については「下痢の時の食べ物」の項を参照してください。
吐き続ける時や脱水症状が強い時は、点滴や入院が必要なこともあります。

 

吐いた時の飲み物と食べ物

※ くり返し吐く時は、次のことに気を付けましょう。
1.吐いた後、2時間程度は飲んだり食べたりさせない

2時間以上、吐かなければ水分を少し飲ませてみましょう。

<飲んでよいもの>
  水・麦茶・番茶・イオン飲料など

<飲ませ方> 1回量は少なめに!
  乳幼児   10〜30ml
  小学生   30〜70ml
  中学生以上 50〜100ml
 
30分〜1時間位、間隔をあけて、吐かないようなら2〜3回くり返し飲ませてみましょう。

2.水分を与えても吐かなくなったら

水分を飲んでも吐かなくなり、食べ物を欲しがるようであれば、少しずつ食べさせてみてください。

<食べてもよいもの>
  炭水化物(ご飯・おかゆ・うどんなど)
  大きい子供であれば、飴をなめさせてみるのもよいでしょう。

<食べない方がよいもの>
  油・脂肪分を含んだもの(ラ−メン・バタ−・チ−ズ・シチュ−など)
  卵製品(プリン・カステラ・卵焼きなど)
  乳製品(ヨ−グルト・乳酸菌飲料・牛乳・ミルクなど)
  果汁(リンゴジュ−ス・オレンジジュ−ス・果物など)
※ 体調によっては、リンゴジュ−スは飲んでいいこともあります。

 

下痢の時の食べ物(乳児)

母乳の場合

1.下痢のひどい時
母乳は、そのまま続けてかまいません。
授乳は短時間で切りあげ、回数を多くしましょう。

2.下痢がよくなってきたら
いつも通り、欲しがるだけ飲ませてあげてください。

ミルクの場合

1.下痢のひどい時
ミルクを通常の倍にうすめ、少量ずつ、回数を多くしましょう。

2.下痢がよくなってきたら
ミルクの濃さを1/2→2/3→普通、のように段階的に濃くしていきましょう。

 

下痢の時の食べ物(幼児)

1.水分を十分おぎなう

水分補給が一番大切です。
水分を多くとるから、水っぽい便になるのではありません。
下痢で水分が失われるので、水分を補給する必要があるのです。

2.栄養のことはあまり気にしないで

食欲がない時は、無理に食べさせる必要はありません。
食欲があっても、むしろひかえめにして、腸を休ませてあげましょう。

3.何を食べさせたらよいかは、うんちと相談

<水のような便の時>
イオン飲料・番茶・野菜ス−プ・みそ汁・おもゆ・リンゴのすりおろしなど。
<ドロドロの便の時>
とうふ・パンがゆ・ベビ−せんべい・ウエハ−ス・にんじんやかぼちゃの煮つぶしなど。
<やわらかい便の時>
おかゆ・うどん・白身魚の煮付け・卵・とりのささ身・野菜の煮物など。

 

アルバ薬局 みてじま店 管理薬剤師 : 桾本 愛子

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