| (1)熱痙攣 |
大量の汗をかいたあと、水分のみしか補給しなかったときに起こります。
汗には、ナトリウム・塩素などの電解質が含まれていますが、失われた電解質を補わなかったために、血液中のナトリウム・塩素が不足し、正常な身体機能ができなくなります。
野外での労働や激しい運動をした時などに、多くみられ、筋肉の痙攣が主な症状です。
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☆電解質とは?
ナトリウム・カリウム・塩素などの電解質は、神経・臓器などの活動に関与しており、体内ではイオンの形で存在しています。 |
☆汗の成分
汗の三大成分は、食塩(NaCl)・乳酸・尿素です。 食塩濃度は、発汗の速度により著しく変化をします。大量の汗をかくと、体内から出ていく食塩(NaCl)の量も相当多くなります。したがって、大量の汗をかけば、水分だけでなく食塩(NaCl)なども補給することが必要となるのです。 |
■対処法
・衣服を脱がせて、涼しい場所にうつす。
・生理食塩水(0.9%食塩水)やスポーツ飲料による電解質の補給
・安静
・痙攣部のストレッチ。 |
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| (2)熱疲労 |
大量の汗をかいたあと、水分も塩分も補給しなかったときに起こります。
大量の発汗により、脱水症状となり、体温上昇・めまい・皮膚蒼白・吐き気・嘔吐などの症状がおこります。
放っておくと、重篤な“熱射病”に移行しますので、一刻も早い応急手当が必要です。
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■対処法
・衣服を脱がせて、涼しい場所にうつす。
・生理食塩水(0.9%食塩水)やスポーツ飲料による電解質の補給
・安静
・痙攣部のストレッチ。 |
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| 以上は、熱痙攣の場合と同じですが、吐き気・嘔吐などにより、水分補給が行えない場合などがあり、点滴が必要となる場合もありますので、早めに医療機関を受診しましょう。 |
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| (3)熱射病 |
熱中症の中で、最も重症なのが熱射病です。
急激な体温上昇により、熱放出が限界となり、体温の調節ができなくなります。
熱疲労よりもさらに体温調節がきかない状態で、体温は40℃以上になり、臓器の細胞が障害をおこします。皮膚の乾燥・熱感・全身の痙攣もみられます。
炎天下での車中の乳児置き去りによる死亡事故などがこの例です。
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☆体温調節について
41℃以上の高体温になると、体細胞の障害がはじまります。
脳は、一度障害をうけると、神経細胞の再生が困難で、体温が低下しても精神の機能は回復できません。
また、さらに42〜44℃の高体温状態が数時間つづくと死に至ります。 |
■対処法
体がぐったりして痙攣をおこしているようであれば、直ぐに救急車の要請が必要ですが、救急車が来るまで体温降下処置(冷却剤・送風・アルコール湿布など)とともに、救命のための緊急処置が必要となります。
※アルコール湿布とは?
消毒用アルコールで、体を拭くのは熱放出に効果的です。アルコールは、すぐに蒸発するので、アルコールの蒸発とともに熱が発散され、冷却効果をあらわします |
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