アルバ会社説明会



第18号  睡眠の話し 

2003/03/20

睡眠は、人間の大切な欲求のうちの1つです。また、大脳の休息にも大切なものです。しかし、不規則な生活やストレスで眠りが浅くなり、ホルモンのバランスが崩れたりする睡眠障害も増えています。

快適な眠りを得るとともに、すっきりと爽やかな目覚めをしたいものですね。


 睡眠の種類

睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠があることはよく知られています。 では、この2つは、どう違うのでしょうか?

レム = REMで、Rapid Eye Movement<急速な目(眼球)の動き)>の略です。
呼吸数・心拍数の増加がみられます。また、顔・目などの筋肉がぴくぴくと動く状態が見られます。

レム睡眠 浅い眠りです。身体は休んでいますが、大脳は覚醒に近い状態です。夢を見ているのも、レム睡眠のときです。
ノンレム睡眠 深い眠りです。大脳が休んでいる状態です。


 睡眠時の体はどうなっているの?

呼吸数・脈拍数はゆっくりとなります。血圧も少しさがった状態です。


 睡眠パターン

眠りにつくとまず、ノンレム睡眠(深い眠り)がきて、その後、レム睡眠(浅い眠り)となります。
約90分周期で、深い眠りと浅い眠りを繰り返します。
この周期は4〜5回繰り返され、周期を重ねるにつれ、ノンレム睡眠(深い眠り)の時間は短くなり、レム睡眠(浅い眠り)だけになります。
睡眠は、“量”よりも“質”が重要です。たとえ睡眠時間が少なくても、気持ちよい目覚めができれば十分といえます。
十分なノンレム睡眠(深い眠り)と、レム睡眠(浅い眠り)時の目覚めが、爽やかな気分をもたらすのです。


 体内時計

わたしたちは、普通、「朝−起床・夜−就寝」というパターンで生活しています。 では、この、覚醒・睡眠のリズムはどのようにコントロールされているのでしょうか?

覚醒・睡眠は、脳の視床下部にある「体内時計」に支配されています。 体内時計の周期は25時間ですが、外界からの光・音・食事などの情報により、24時間に 調節されるようになっているのです。
この体内時計のリズムが順調に維持されると快眠を得られますが、リズムが壊れると、夜 寝つかれなくなったり、朝なかなか目覚められないという、いわゆる“睡眠・覚醒リズム障害”がおこってしまうのです。
これは、最近、特に増加している病気の一つでもあります。


 快適な眠りのためには

就寝・起床時間の習慣化
まずは、規則正しい生活の習慣化が基本です。
睡眠・覚醒リズム障害は、深夜番組やインターネットなどの普及により、昼夜逆転の不規則な生活となっていることが原因の1つでもあります。
規則正しい生活は、心地よい睡眠を得るためだけではなく、健康な生活の基本なのです。

睡眠時の環境
温度22℃前後、湿度50%くらいがおすすめです。
静かであることはもちろんですが、適度な暗さ(豆電球以下)も大切です。

適当な運動
適度な疲れが眠りを誘います。

就寝前の飲食は控えよう
特に、カフェインを多く含むもの(コーヒー・チョコレートなど)は控えましょう。

ストレスの解消
ヒーリング(=癒し)効果のある音楽や香りを楽しむのもいいでしょう。おだやかな気持ちが快適な睡眠を誘います。



 薬を使う場合

「眠れない」と言っても、その種類や原因はさまざまです。処方される薬も、不眠のタイプに合わせて処方されています。

不眠のタイプ
症  状
薬のタイプ
入眠障害
床についてから、寝付くまでに1時間以上かかる
眠ろうとするほど目がさえてくる
床についてから、 うとうとした状態がかなり長く続く
・超短時間型
・短時間型
中途覚醒
一晩中うつらうつらとして、眠った感じがしない
寝ている途中でよく目が覚める
・短時間型
・中間型
・長時間型
早朝覚醒
目覚まし時計をかけた時間よりも、2時間ぐらい早く目が覚める
朝早く目が覚めて、そのあと寝直すことができない
夜寝付いた時間にかかわらず、朝早く目が覚める

超短時間型
睡眠導入剤ともいわれています。吸収・排泄がすばやく行われるため、作用が直ぐに現れ、薬が効いている時間もごく短時間なので、翌朝にまで薬の作用が残らないタイプの薬です。

 短時間型
薬の作用が現れるまでの時間が比較的短く、作用時間も短めのタイプの薬です。「入眠障害」や「中途覚醒」によく用いられますが、高齢の方は一般に薬の作用が長引くので、短時間型でも「早朝覚醒」の改善になることが多いです

中間型
作用が現れるまでにかかる時間は、「短時間型」よりもやや長く、持続時間は比較的長いタイプの薬で「早朝覚醒」などに用いられます。起きたあとも、精神を安定させる作用があり、日中も不安感が強い人に適しています。

長時間型
作用が現れるまでにかかる時間は、「中間型」とあまり変わりませんが、薬が分解され、排泄されるまでの時間がたいへん遅いタイプの薬です。単に、眠れないという症状をとるためだけに、このタイプの薬が処方されるケ−スはほとんどありません。うつ病などの精神的な病気が原因となって不眠が起こっている場合などに用いられます

薬を服用することを悪いことだと敬遠する人もいますが、決してそうではありません。

現在、睡眠薬として使われている薬の多くは、“ベンゾジアゼピン系”と呼ばれるものです。 この薬は、興奮や緊張をほぐし、睡眠をもたらします。
医師の指示を守って服用すれば、副作用の心配はほとんどありません。無理に薬をやめようとするよりも、適切に服用し、眠れるようにすることも大切なのです。

また、「よく効いたから」と、他人に自分の薬をあげることも絶対にしてはいけませんし、他人からもらうこともしないで下さい。

病院で出された薬は、その本人のために処方されたものだということを必ず守ってください。これは、睡眠薬に限らずのことですね 。

=睡眠は、わたしたちの大切な休息時間=

心地よい眠りを得て、1日の活力につなげましょう!!



アルバ薬局 大久保店 管理薬剤師: 鵜鷹 奈美

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