アルバ会社説明会



第20号  台所で作れる薬草茶 

2003/05/20

今号は、少し軽めの話題で、身近に手に入る材料で簡単に作れる薬草茶をご紹介します。

普段は捨てている青ネギの根に近い白い部分やミカンの皮なども、漢方薬として多くの漢方処方に使われています。今回はその中でも特に身近にある材料を使った薬草茶について簡単に解説します。
しかし、どの薬草茶も症状の軽いものに用いるものですので、飲んでみて効果がなかったり不快感を感じるようであれば、現在の症状にあってないことがあります。

そんな場合は、自己判断せずに飲むのをやめて医師の診察を受けるようにしてください。



 1.かぜひき(高熱がなく軽い感冒に用います)

《葱白生姜茶》(そうはくしょうきょうちゃ)

・青ネギの根に近い白い所( 葱白(そうはく) )2〜3 本分
・しょうが 5g
・砂糖 適量


効能
かぜひきの初期で、寒気があり微熱または熱がない・汗をかかないなどの症状に用います。
体を温めて汗を出すことによって(軽い発汗)かぜの症状を緩和する薬草茶です。インフルエンザなどのような高熱が出るかぜひきには効果がありません。
作り方
青ネギの根に近い白い所2〜3本分としょうが5gを細かく刻み、水 300〜400ccに入れ中火で軽く沸騰させたのち弱火で 7〜8 分煮ます。 煮た液はすぐに茶こしなどでこし、砂糖を適量加えたものを、1日3〜4回に分けて温かいものを服用します。




 



《紫蘇葉茶》 (しそようちゃ)
・乾燥した紫蘇の葉 8g
・砂糖 適量
※紫色の紫蘇の方が効果があるといわれています。

効能
かぜひきの初期で、寒気があり汗をかかない時に用います。
体を温めて汗を出すことによって(軽い発汗)かぜの症状を緩和する薬草茶です。インフルエンザなどのような高熱が出るかぜひきには効果がありません。
作り方
乾燥した紫蘇の葉8g(漢方薬の薬局・薬店で販売している)を沸騰した湯 300ccに入れ 4〜5 分浸します。こした液に砂糖を適量加えたものを、1日3〜4回に分けて温かいものを服用します。

乾燥した紫蘇の葉がなければ生の紫蘇の葉(大葉)で代用してもかまいません。

蘇葉は漢方薬を取り扱っている薬局・薬店でも販売しています。

(参考価格)
蘇葉:
100g で 700 円

 

 




 

 2.せき

 



《大根姜汁茶》 (だいこんきょうじゅうちゃ)

大根 適量
・しょうが汁 数滴


効能
軽いかぜひきの初期で、咳とうすい白色の痰がでて、寒気があり口が渇かない時に用います。
作り方
大根を水洗いし、すりおろして絞り汁を取りしょうが汁を適量加え1日数回服用する。


 



《姜糖蘇葉茶》 (きょうとうそようちゃ)

・しょうが 5g
・乾燥した紫蘇の葉 3g
・砂糖 適量


効能
軽いかぜひきの初期で、咳とうすい白色の痰がでて、寒気があり頭痛・身体の節々の痛み・汗がでないなどの症状を緩和します
作り方
みじん切りにした生のしょうが5gと乾燥した紫蘇の葉 3gを沸騰した湯 300cc に入れ約10分ぐらい浸し、こしたものに砂糖を適量溶かしたものを1日3〜4回お茶がわりに服用する。


《陳皮枇杷茶》 (ちんぴびわちゃ)

乾燥したみかんの皮( 陳皮(ちんぴ) )5g
・乾燥した枇杷の葉( 枇杷葉(びわよう) )6g


効能
白〜うす黄色の痰が多く出るせきに用います。
作り方
枇杷の葉は背面にたくさんの繊毛があるので、そのまま煎じて服用すると咽に刺激をともなうことがあります。採取した枇杷の葉はタワシなどでよく洗って繊毛を除去したのちに乾燥して下さい。
陳皮 4gと枇杷葉 6gを水 300〜400cc に入れ中火で軽く沸騰させたのち弱火で5〜6分煮ます。
熱いうちに茶こしなどでこし、1日3〜4回に分けて温かいものを服用します。

陳皮・枇杷葉は漢方薬を取り扱っている薬局・薬店でも販売しています。

(参考価格) 
陳  皮:100g で 350 円
枇杷葉:100g で 500 円


 





《梨皮茶》 (りひちゃ)

乾燥した梨の皮 10g
・砂糖 適量


効能
痰が少ないか、あるいは痰が出ない咳に用います。
作り方
薄く剥いた梨の皮をゴザのようなものの上でよく乾燥させて下さい。乾燥した梨の皮 10g を水 300cc に入れ中火で軽く沸騰させたのち弱火で 5〜6 分煮ます。
熱いうちに茶こしなどでこし、砂糖を適量加えて下さい。それを1日3〜4回に分けて服用します。また、梨の果実を食べても効果があります。

 

 3.声がれ

《双葉茶》 (そうようちゃ)

緑茶 1g
・乾燥した紫蘇の葉 5g
・荒塩 2g
・梅肉 少々


効能
声がれや咽の痛みに用います。
作り方
緑茶を色が茶色になる程度に空炒りします。次に、荒塩を同じく茶色になる程度まで空炒りします。炒った緑茶 1g ・炒った荒塩 2g ・乾燥した紫蘇の葉 5g・梅肉少々を水 300ccに入れ中火で軽く沸騰させたのち弱火で 4〜5分間煮ます。
熱いうちに茶こしなどでこし、1日2回に分けて温かいものを服用します。


 





 4.下 痢

《大根葉茶》 (だいこんようちゃ)

・乾燥した大根葉 20〜40g


効能
腹が脹って苦しい・消化不良・下痢などの時に用います。
作り方
大根の葉(地上部)を水洗いして、洗濯物を干す要領で天日干しします。生の大根の葉100gを乾燥させると、約20gぐらいになります。乾燥した大根の葉20〜40gを500ccぐらいの水に入れ、中火で軽く沸騰させたのち弱火で4〜5分煎じます。
煎じ終わったら熱いうちに茶こしでこして、ポットなどに入れておき、お茶代わりに1日 4〜5 回服用して下さい。

大根の葉の乾燥したものは、漢方薬を取り扱っている薬局・薬店でも販売しています。

(参考価格) 
大根葉:500g で 3000 円前後



 5.胃 痛

《橘棗茶》 (きっそうちゃ)

・乾燥したみかんの皮( 陳皮(ちんぴ) )5g
・乾燥したナツメの実( 大棗(たいそう) )6g


効能
胃の脹った痛み・消化不良などに用います。
作り方
陳皮・大棗をそれぞれ色が少し変わるぐらいまでフライパンで空炒りします。炒った陳皮・大棗をそれぞれ 6g (カレ−スプ−ン1杯程度)を熱湯 200〜300ccに入れふたをして 7〜8 分間浸します。こした液を1日3〜4回お茶代わりに服用します。

みかんの皮は食べ終わったものを自分で乾燥してもかまいませんが、漢方薬を取り扱っている薬局・薬店でも販売しています。

(参考価格) 
陳皮:100g で 350 円
大棗:100g で 500 円



 6.便 秘

《決明從蓉茶》(けつめいじゅようちゃ)

けつめいし 決明子 6g
・にくじゅよう肉從蓉 6g
・蜂蜜 適量


効能
習慣性便秘・老年便秘などに用いる。
作り方
決明子 6g をフライパンで香ばしい香りがするまで空炒りします。空炒りした決明子 6g (ティ−スプ−ン約1杯半)と肉從蓉 6g (カレ−スプ−ンに軽く1杯)を熱湯 200〜300cc に約10分間ふたをして浸し、次に茶こしなどでこします。こした液に蜂蜜を適量溶かしたものを、1日2〜3回お茶代わりに服用します。

決明子・肉從蓉は漢方薬を取り扱っている薬局・薬店で販売しています。また、決明子の炒ったものを「ハブ茶」の名称で販売しているものもあり便利です。

(参考価格) 
決明子:500g で 900 円
肉從蓉:100g で 950 円


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