2003/07/20
最近、処方日数が長くなる傾向があり、薬の保管方法についてのご質問をお受けすることがしばしばあります。そこで、今回の処方せん豆知識では「薬の保管方法」について、取り上げることにしました。 一般に、薬局で購入した薬には、使用期限(薬を安全に使用できる期限)が記載されています。 しかし、病院や診療所で処方された薬には、使用期限の記載がほとんどありません。
それは、医師がそれぞれの患者様の症状や体質などに合わせて処方しているからで、薬を服用しなければならない日数分か、次回診察日までの日数分の薬しか出さないからです。上述しましたように、処方日数の長期化にともない飲み忘れなどで薬が余ってきたり、頓服(定期的に使用するのではなく、必要なときだけに使用する薬)などでは、そのまま残っていることもよくあるようです。
そのような薬を、安全に使用していただくための注意点についてふれていきます。
また、タッパーウェアなどの気密容器に保管する場合も、薬の袋から薬を出さずに保管しましょう。当薬局でよくあるお問い合せとして、薬の袋から出して保管したために薬の飲み方が解らなくなったり、誤って他の人の薬を飲んでしまったなどがありますので注意してください。
家庭内で高温・多湿・直射日光の3点を避ける場所というと、やはり冷蔵庫が一番に思い浮かびます。 しかし、冷蔵庫内と室温との差があるため、薬を冷蔵庫から出したとき結露して、返って湿気てしまうことがあるなどの弊害がある場合もあります。
☆薬によっては保存方法が異なりますので、特に保存方法の指示がある場合は、その指示に従うようにしてください。
医師によって処方される薬は、その時の症状や体調によって処方されています。例えば、風邪などの急性疾患で受診した場合は、その時点での年齢・体重・症状などに合わせて処方されたオ−ダ−メイドの薬です。 熱があるからといっても風邪とはかぎりませんし、原因が異なる場合もあり、体調が異なっている場合もあります。 以前にもらった薬が、それほど期間がたっていないからといって自己判断して使用せず、医師の診察を受けるようにしてください。
また、いつもらった薬かが不明なものや使用していいかどうか解らない場合は、医師や薬剤師に確認するようにしてください。
医師に処方してもらった薬には、使用期限が明示されてないものがほとんどです。 では、使用期限はというと、原則として、特別な指示がない限り、処方を受けた日から指示通り使用して使い切る日までということになります。
とはいっても、必要に応じて使用する頓服などが薬箱に残ってることなどはよくあることです。 また、長期に薬をもらった場合などは、きちんと保管・管理し薬を安全に使用することはとても大切なことです。
ここでは、薬の形態によって大まかな薬の使用期限と保管条件を示しておきます。