| 2.利尿薬 |
食塩(ナトリウム)を多くとりすぎると、体は体液の塩分濃度を一定に保とうとして、水分をよけいに取り込みます。その結果、組織中の水分が血液に流れ込んで循環血液量が多くなって血圧を上げます。
利尿薬は、その名の通り尿を出すお薬です。腎臓でナトリウムが再び取り込まれるのを抑えて、体内のナトリウムと水分を尿として体の外に出し、体液の量(血液量)を減らして、むくみをとったり血圧を下げたりする働きがあります。
利尿薬は、大きく分けて次の3つに分類されます。
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| ◇サイアザイド系利尿薬 |
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利尿作用(むくみを取る働き)は穏やかであり、主に血圧を下げることを目的として使われます。
主な薬剤:フルイトラン・ナトリックス・バイカロン
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| ◇ル−プ利尿薬 |
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強力な利尿作用を持ちますが、降圧効果はあまり強くありません。特に、心臓や腎臓の働きが低下し、むくみなどがある場合によいとされています。
主な薬剤:ラシックス・オイテンシン
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| ◇カリウム保持性利尿薬 |
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おだやかな働きを持ち、他の利尿薬と併用して使用することが多いお薬です。心不全の症状の悪化を防ぐといわれています。
主な薬剤:アルダクトンA
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カリウム保持性利尿薬以外は、一般的には効き目が早く現れ、飲んでから1時間程度でトイレに行きたくなります。また、長い間飲んでいると、カリウムが不足することがあるため、積極的に柑橘類・野菜類を摂るようにしましょう。
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| 〔サイアザイド系利尿薬・ル−プ系利尿薬の主な副作用〕 |
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○低カリウム血症 |
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動悸・筋力の低下・だるいなどの症状が現れます。
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○糖尿病を悪化させることがある |
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長期の服用により、血糖値が上昇することがあります。原因としては、低カリウム血症によるインスリンの分泌の低下などが考えられています。
カリウムが減るのを防ぐために、カリウム保持性利尿薬(体内のカリウムを上げる)や、カリウム製剤を一緒に飲む場合もあります。
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○高尿酸血症・高脂血症を悪化させることがある |
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代謝系に影響を及ぼすため、血液中の尿酸や血清脂質の量を増やすことがあります。
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