| ◆ビタミンC・E・コエンザイムQ10 |
自然界には、何百種類もの抗酸化物質がありますが、その中でもビタミンC・E・グルタチオン・リポ酸・コエンザイムQ10など、わずか数種類が生体内でネットワ−ク系抗酸化物として働いています。これらは、互いに助け合ってお互いの働きを強化し合っています。
では、これらは、どのように助け合っているのでしょう。
ビタミンEは、活性酸素と反応して不安定なビタミンE(ビタミンEラジカルといいます)となりますが、ビタミンCやコエンザイムQ10により、元の抗酸化作用を有するビタミンEに再生されます。
同様に、ビタミンCやグルタチオンも活性酸素と反応して活性酸素の毒性を弱めると、自身は不安定な物質となってしまいます。しかし、リポ酸やビタミンEにより元の状態に戻されて抗酸化作用を取り戻します。
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ビタミンC
肌のキメを整えたり、血管を強くするコラーゲンを作るために必要な物質で、不足すると出血しやすくなったり、肌がハリを失うなどの症状が現れます。
また、抗酸化作用により、コレステロールなどの代謝を正常にする働きがあり、ビタミンEと一緒にとることで抗酸化作用が高まります。
1日の望ましい摂取量は100〜200mgですが、喫煙者では多めに摂りましょう。ビタミンCは摂取後2〜3時間で排泄されますので、1日数回に分けて摂ることをオススメします。
(処方せん豆知識第38号「栄養素と健康」参照)
<期待できる効果>
風邪の予防
肌荒れ防止
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<多く含む食品>
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菜の花・パセリ・青ピーマン・焼きのり・おろししょうが・ブロッコリ−・カリフラワ−・キャベツ・モロヘイヤ・レモン・ゆず・柿・キウイ・いちご・ネ−ブルオレンジなど
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ビタミンE
抗酸化作用が強く、老化を防ぎ、若さを保つビタミンとして注目を集めています。シミなどの原因になる過酸化脂質ができるのを防ぐので、過酸化脂質の量が急に増えてくる40歳以上の方はしっかりと摂りましょう。
また、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす働きももっており、血液をサラサラにして血管を健康に保ちます。
さらに、更年期後は体内のビタミンEの濃度がダウンするといわれています。この時期に摂取しておくと、更年期症状をやわらげることができます。
冷え性や肩こりの人、また肌のトラブルに悩んでる人にオススメです。
(処方せん豆知識第38号「栄養素と健康」参照)
<期待できる効果>
動脈硬化の予防
コレステロール値の低下
更年期障害の予防
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<多く含む食品>
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植物油・ア−モンドや落花生などのナッツ類・大豆・うなぎ・マヨネ−ズ・たらこ・シ−チキンなど
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コエンザイムQ10
コエンザイムQ10は、エネルギーを作り出す際に必要な成分で、ビタミンQともいわれています。もともと体内でも作られる成分ですが、歳を重ねるにつれて作られにくくなり、不足状態になると、抵抗力や免疫力が落ち、心臓が弱るといった症状が出ることもあります。
また、抗酸化作用が強くビタミンEと同様に老化を防ぐサプリメントとして期待されています。
食物だけで十分に補給することは難しく、サプリメントで効果的に摂ることをオススメします。
<期待できる効果>
動脈硬化の予防
疲労回復
加齢に伴う肌のトラブルの修復
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<多く含む食品>
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牛肉・豚肉・レバー・かつお・いわし・さばなど青背の魚
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| ◆フラボノイド |
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フラボノイドは、いわゆるポリフェノールの一種として一般に知られています。植物に広く分布する色素成分の総称で、主に野菜や果物などから多く見つかっており、その数は4,000種類以上もあるそうです。
イチョウ葉エキスやプロポリスには30種類以上ものフラボノイドが含まれているそうです。フラボノイドは、フラボノール類・イソフラボン類・カテキン類・アントシアン類などに大別されます。
最近、よく耳にするビタミンPは、柑橘類やそばに含まれるヘスペリジンやルチンなどのフラボノイドの混合物で、コラーゲン生成に必要なビタミンCの吸収を助ける働きがあると考えられています。フラボノイドは、人間の体内では作り出すことができません。
また、日常の生活で頻繁に摂取される物質ですが、体にはわずかしか吸収されません。
しかし、強力な抗酸化物質であるため、フラボノイドはごく少量でも効果を発揮し、発癌物質の活性化を抑制する効果や血行促進作用・抗血栓作用・抗ウイルス作用などがあるといわれています。
<期待できる効果>
発癌物質の活性化を抑制する
血行促進作用や抗血栓作用
抗ウイルス作用
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<多く含む食品>
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そば・玉ねぎ・食用菊・ブルーベリ−・ビール・
コーヒ−・ぶどう・赤ワイン・大豆・
ニンニク・緑茶・柑橘類など
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| ◆カロテノイド(カロチノイド) |
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緑黄色野菜や橙黄色の果物などの色素カロテノイドは、体内で活性酸素を減少させることにより、抗酸化作用を持ちます。
カロテノイド系色素も自然界に広く分布しており、約700種以上の成分が知られています。
カロテノイドを含む食品を十分に摂ることにより、がんに打ち勝つ体を作ったり、高齢者の免疫機能を高めることなどが期待されています。
カロテノイドの中には、α・β−カロテンなどのように生体内でビタミンAに変換されるものだけでなく、ビタミンAとは無関係に生体内で機能していると考えられているものもあります。
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β-カロテン(βカロチン)
β-カロテンは植物性食品に含まれる色素で、体内に入ると必要に応じてビタミンAに変わります。
カロテンには体の各器官が酸化するのを防止する抗酸化作用があり、活性酸素を除去し、粘膜が傷つけられるのを防ぐ働きがあります。
<欠乏症>
暗がりで目が見えにくい・目の乾燥・皮膚の乾燥・にきび
<期待できる効果>
がんの予防
心臓病の予防
コレステロール値の低減
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<多く含む食品>
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あしたば・春菊・にんじん・ニラ・つるむらさき・菜の花・ホウレンソ・かぼちゃ・ブロッコリ−・トマトなど
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| ◆EPA/DHA |
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EPA(エイコサペンタエン酸)
魚介類に含まれる不飽和脂肪酸の一種です。
血をさらさらにして血が固まるのを防いだり、中性脂肪やLDL(悪玉コレステロール)を減らしてHDL(善玉コレステロール)を増やす働きがあります。
<期待できる効果>
血をさらさらにする
中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす
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<多く含む食品>
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ハマチ(養殖)・キンキ・いわし・さば・さんま・にしん・マダイ(養殖)・まぐろ(トロ)など
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DHA(ドコサヘキサエン酸)
EPAと同じく、魚介類に含まれる不飽和脂肪酸です。血をさらさらにして血が固まるのを防いだり、中性脂肪やLDL(悪玉コレステロール)を減らしてHDL(善玉コレステロール)を増やす働きがあります。この作用はEPAより強力です。また、脳の発達の維持に効果を発揮することから、記憶力の向上や脳の老化防止に効果が期待されています。
EPAやDHAは、青魚の脂肪に多く含まれていますが、体内での酸化を防ぐために、β-カロテンの多い緑黄色野菜やビタミンEの多いゴマなど種実類を一緒に摂るとよいでしょう。
<期待できる効果>
血をさらさらにする
中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす
記憶力の向上や脳の老化防止
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<多く含む食品>
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ハマチ(養殖)・キンキ・いわし・さば・さんま・にしん・まぐろ(トロ)・さわら・うなぎ・ぶり・マダイ(養殖)など
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| ◆ラクトフェリン |
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ラクトフェリンは、1939年に牛乳から発見された哺乳動物の乳などに含まれるタンパク質の一種です。
「ラクト」=ミルク、「フェリン」=鉄を運ぶ、からラクトフェリンと名づけられたそうです。
哺乳動物の乳以外に、唾液や涙などにも含まれており、抗菌作用があります。
もちろん、母乳にも含まれています。
体内にラクトフェリンがあると、有害な微生物が増えるのを抑え、ビフィズス菌を増やします。その他、炎症を抑えたり、免疫力を高めるなどの働きがあります。
また、鉄とくっつく性質があり、鉄分が不足しているときには、腸からの鉄の吸収を促進し、逆に鉄があまっているときには鉄の吸収を抑えるように働きます。貧血気味の方には効果が期待できます。
なお、ラクトフェリンは、熱に弱いため、加熱殺菌処理された市販の牛乳には、ほとんど含まれていません。最近、ラクトフェリンを強化した乳製品などが販売されていますので、上手に利用するとよいでしょう。
<期待できる効果>
貧血の予防・改善
腸内のビフィズス菌などの善玉菌を増やし、胃腸の調子を整える
免疫力を高める
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<多く含む食品>
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加熱殺菌されていない牛乳や乳製品
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| ◆コンドロイチン |
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コンドロイチンは、体の細胞と細胞・組織と組織を結びつけるムコ多糖類の一種です。軟骨の約30%を占めており、骨と骨との摩擦を防ぐクッション的役割をしています。また、体の水分調節の役割を担っており、水分の減少が老化と関係しているという点からも注目を集めています。老年になってから起きる関節の痛み・動脈硬化防止・骨折の回復・骨の成長促進に効果があるといわれています。
歳を重ねると、コンドロイチンの合成が分解に追いつかなくなり、コンドロイチンが不足し、結果として水分が不足して老化へ傾いていくといわれています。
食べ物では動物性のものに多く含まれていますが、その量はあまり多くありませんのでサプリメントでの摂取がオススメです。
<期待できる効果>
老年になってから起きる関節の痛み
骨折の回復や骨の成長促進
動脈硬化防止
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<多く含む食品>
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牛・豚・鶏の軟骨・ ナマコ・ウナギ・ハモ・納豆・山芋・オクラ・なめこ・根コンブ ・鯛やマグロの目玉・魚の煮こごり・若鶏のスープなど
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| ◆コラ−ゲン |
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体内に最も多く含まれるたんぱく質で、全たんぱく質の約30%を占めており、体の枠組みを作る役割や体の細胞と細胞の間を埋める接着剤の役割があります。また、骨にカルシウムが定着するのを助けたり、関節の軟骨部に存在して潤滑油のように働くので骨を丈夫にし、骨粗しょう症や関節炎を予防します。
コラーゲンは体内で常に作られていますが、歳を重ねるごとに合成より分解のほうが早くなり減ってきてしまいます。コラーゲンを摂取すると、摂取したコラーゲンをもとに新しいコラーゲンが作られます。そのため、コラ−ゲンの合成に必要なビタミンCや鉄も一緒に摂ると効果的でしょう。
<期待できる効果>
骨粗しょう症や関節炎を予防
皮膚に潤いを与える
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<多く含む食品>
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鶏肉(手羽・ガラ・胸肉・砂肝・レバー)・豚肉(ひき肉・豚足・豚耳・スペアリブ)・牛すじ・かれい・えび・ふかひれ・貝類など
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| ◆イソフラボン |
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大豆に含まれる、植物性ポリフェノールの一つで、化学構造が女性のエストロゲンというホルモンに似ています。働きにおいても、骨からカルシウムが溶け出すのを抑えたり、動脈硬化・高コレステロール血症を予防するなど、エストロゲンと同じような働きや作用があると考えられています。
また、エストロゲンが過剰な状態のときには、その働きを抑える作用もあります。
イソフラボンの摂取目安は1日30mg。 豆腐なら半丁・納豆なら1パックです。できるだけ毎日の食卓に大豆製品をのせるよう心がけましょう。
<期待できる効果>
骨からのカルシウム溶出を抑える
動脈硬化予防
高コレステロール血症の予防
更年期症状の軽減
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<多く含む食品>
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大豆・大豆製品
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