まず、病院で尿検査を行い、白血球の数や菌の有無・数・種類などを調べます。
膀胱炎と診断されたら、原因となっている菌に合わせて、適切な抗生物質・抗菌剤を服用します。
尿の検査をするために排尿を少しがまんして受診して下さい。また、受診前に抗生物質を服用していると原因となっている菌が特定できず、適切な治療ができなくなってしまいます。
膀胱炎に有効な治療薬には、ニューキノロン系・ペニシリン系・セフェム系など多くのものがあります。特に、キノロン系は大腸菌に対する抗菌作用が強く、尿路系への移行性もよいため、よく使われています。細菌性の急性膀胱炎では、抗生物質を飲んで菌を殺し、水分をたくさん摂って、排尿量を増やして菌を外に出してしまえば、ほとんどの場合2〜3日で症状はなくなりますが、症状がなくなったからといって自己判断で薬を飲むことを止めずに、出された日数分はきちっと飲むことが大切です。
【ちょっと詳しい抗生物質のお話】
抗生物質は、細菌を殺し、感染を治療するお薬です。鎮痛剤や解熱剤等のように、症状を抑えるだけの薬とは異なり「症状の原因となっている細菌を殺す」という根本的な治療を行う薬です。
そのため、ある程度の期間(通常は、処方された日数分)は、きちんと決められた量を決められた時間に飲むことが必要です。症状に応じて、ちょっと良くなったからすぐ止めてしまったり、お薬を飲んだり飲まなかったりすると、菌が完全に死なず、再発してしまうことがあります。
抗生物質の一般的な副作用は、下痢・胃腸障害・口内炎などですが、薬にアレルギーがある場合には、薬疹(薬が原因で起こる蕁麻疹)が出ることがあります。薬疹が出た場合には、その薬が身体に合わないということですので、同じ系統の薬も避ける必要があります。
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<抗生剤の種類と特徴>
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ペニシリン系 |
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グラム陽性菌に対する殺菌力は、セフェム系抗菌薬よりも優れているといわれています。薬剤に対するアレルギーが他の抗生物質よりも多く報告されていますので、注意が必要です。この他、下痢は比較的多く見られる副作用です。妊婦や授乳婦に対しても安全性が高く、よく使われます。 |
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セフェム系抗生物質 |
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最も一般的で、抗菌スペクトル(薬が効く細菌の種類の範囲)が広く、よく使われます。
副作用は、下痢・胃腸障害などです。妊婦や授乳婦に対しても安全性が高く、よく使われます。
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ニューキノロン系 |
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作用は非常に強力で、普通の細菌の他に、大腸菌に対しても効果が強いため、膀胱炎やO−157などの感染性腸炎にも使います。鎮痛剤や胃薬の一部には、一緒に飲むことによって、薬剤の効果に影響が出たり、副作用の出現する場合があるため注意が必要です。妊婦・授乳婦は原則として服用できません。
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