アルバ会社説明会



第67号 歯周病と全身の健康

2007/05/28

目次:

※ご覧になる項目を上の目次よりお選び下さい。


“歯周病と全身の健康

毎年6月4日は「虫歯予防デー」、6月4日〜10日は「歯の衛生週間」です。そこで今回の処方せん豆知識は、「歯周病と全身の健康」についてお話しします。

平成元年、厚生労働省と日本歯科医師会が「8020(ハチマルニイマル)運動」を提唱しました。“80歳になっても、20本以上自分の歯を保とう”という運動です。高齢になっても、20本以上自分の歯があればほとんどの食べ物を噛むことができるので、食事を楽しむことで生活が豊かになるというものです。しかし残念ながら、現在は平均70歳で20本の歯を失うといわれています。
歯がなくなる原因には、主にう蝕(うしょく:虫歯)と歯周病があります。その割合は、う蝕が4割であるのに対し、歯周病が5割と意外に多く、40代の6〜7割は歯周病にかかっているのが現状です。50歳では8〜9割もの人が歯周病にかかっているといわれています。そのため、糖尿病・高血圧・高脂血症などと並んで、歯周病は生活習慣病のひとつにもあげられています。歯周病の治療と予防はとても重要なことなのです。

まずは歯の構造について説明します。



◇ 歯

成人の歯は28本、親知らずを含めると32本あります。まず、生後6ヶ月近くで乳歯が現れ始め、30ヶ月までに20本が生えそろいます。これらの歯の後、6歳ころまでに32本の永久歯が現れ始めます。


歯は、歯肉より上に見える歯冠(しかん)と、歯肉に隠れて見えない歯根(しこん)とに分けられます。歯の中心部にある歯髄(しずい)のなかには血管・リンパ管・神経が含まれ、硬くて多孔性の象牙質(ぞうげしつ)で囲まれています。また、歯冠部分は非常に固いエナメル質で、歯根部分は骨様のセメント質で覆われています。歯を支えているのは歯槽骨(しそうこつ)とよばれるあごの骨で、歯とあごの骨は、歯根膜(しこんまく)という薄い膜でつながっています。


◇ 歯周病ってどんな病気?

歯磨きが十分できていないと、歯にはプラークとよばれるねばねばした歯垢(しこう)がたまっていきます。その歯垢を長い間放っておくと、唾液中のカルシウムなどが沈着して厚く硬くなり、歯石(しせき)となって歯ブラシではとれにくくなります。
歯周病は、その歯垢のなかにいる細菌によって、歯を支えている歯肉や歯槽骨やセメント質が炎症を起こし、じわじわと破壊されていく病気です。かつては「歯槽膿漏(しそうのうろう)」と呼ばれていました。一般的に、歯周病はあまり痛みをともなわず静かにゆっくりと進行するため、痛み・腫れ・出血などの症状で歯科にかけこんだときには、かなり進行している例が多いそうです。

歯周病は主に「歯肉炎」と「歯周炎」の2つに分けられます。

●歯肉炎

歯肉のみにおこる炎症です。腫れる・赤くなる・滲出液(さんしゅつえき)がでるほか、ときには不快感をともなう出血がありますが、歯槽骨に問題はありません。専門的な歯石の除去と、毎日の歯磨きで治ります。


●歯周炎

歯肉の炎症が、歯周組織(歯肉・セメント質・歯槽骨など)にまで広がって、痛みや腫れをともなう状態です。通常は、「歯肉炎」が悪化して起こります。X線写真をとると、歯槽骨が溶けて下がっている様子がみられ、その進行度合いによって軽度歯周病・中等度歯周病・重度歯周病に分けられます。
また、歯と歯肉の間には、健康な状態でも約1mmの浅い溝があります。この溝にたまった歯垢や歯石にひそむ細菌によってさらに炎症が進み、歯周病が進行すると、溝も徐々に深くなっていきます。これが「歯周ポケット」です。歯周病の進行度合いは「歯周ポケット」の深さによっても判断されます。


(1)軽度歯周病 
歯槽骨の破壊は20%程度で、「歯周ポケット」が3mm以内の状態です。この程度であれば、毎日の歯磨きと歯科での歯石の除去で治ります。


(2)中等度歯周病 
歯槽骨の破壊が50%程度まで進み、歯肉が下がって歯が長くなったように見えます。さらに進行すると、歯が前後左右に動くようになります。また、「歯周ポケット」は4〜6mmと深くなり、歯肉の腫れ・出血のほか、ときに膿がでることがあり、口臭が強くなります。毎日の歯磨きと歯石の除去だけでなく、歯科の専門的な治療が必要になる場合があります。


(3)重度歯周病 
歯槽骨の破壊がかなり進んだ状態です。歯を支える骨が溶けてなくなっているため、歯は前後左右だけでなく上下にも動き、ものを噛むと痛みがあります。最終的に歯は支えを失って抜け落ちてしまいます。歯が残っていたとしても、ここまで進行してしまったものは抜歯する場合が多くなります。「歯周ポケット」の深さは6〜8mm以上になっています。


◇歯周病の原因となる細菌

わたしたちの口の中には、約400種類以上、100億個以上の細菌が存在しています。しかし、その全てが歯周病の原因となるわけではありません。通常はバランスを保って正常に存在しています。しかし、歯磨きを怠って口の中が不衛生なままだと、バランスが崩れて病原性の高い細菌が増殖するようになるのです。
歯垢1mg中には細菌が2〜5億個も存在し、食べかすなどを栄養源として増殖します。特にグラム陰性嫌気性桿菌(ぐらむいんせいけんきせいかんきん)という菌は酸素を嫌う菌で、歯肉と歯のすき間などの空気に触れない場所で増殖し、有害物や毒素を出して炎症を引き起こします。このほか、糸状菌やスピロヘータなどの細菌は、タンパク質や糖を分解する酵素を出すことで、歯肉結合組織を破壊します。これら細菌の死骸に、唾液中のカルシウムやリンがしみこんだものが歯石となって付着するのです。


◇ 歯周病かな? チェック!

歯周病は、知らず知らずのうちに静かに進行し、初期段階ではあまり深刻な自覚症状はありません。次のチェック項目はいくつあてはまりますか?

1)  歯磨きをすると歯肉から出血する。
2)  固いものをかむと出血する。
3) 歯肉の縁が赤い。
4) 歯石がついている。
5) 歯肉が腫れぼったい。
6)  冷たいものや熱いものが歯にしみる。
7) 歯と歯の間に食べものがよくはさまる。
8) 歯磨きをすると歯肉が痛む。
9) 固いものをかむと歯肉が痛む。
10) 歯がのびてきて、長くなったように見える。
11) 歯と歯のすき間がひろがってきた。
12) 歯並びが変わってきた。
13) 前歯が出てきて出っ歯になってきた。
14) 歯肉を押すと白い膿がでる。
15) 指で動かすと歯がぐらぐら揺れる。
16) 固いものが噛みにくくなった。
17) 朝、口がねばねばする。
18) 口臭があると人から言われる。

以上の項目にひとつでもあてはまったら、歯周病になっている可能性があります。重度になる前に、歯科医師に診てもらいましょう。



◇ 歯周病は全身に影響する

通常、わたしたちの体に備わっている免疫系は、細菌などの外敵から身を守るために働いています。しかし、歯周病の原因となる細菌が歯肉に対して刺激を与え続けると、免疫系が過剰に反応します。つまり、歯周組織にいるマクロファージやリンパ球などの免疫細胞が、酵素やサイトカインといったタンパク質を多量に産生するからです。これらのタンパク質は、歯肉に蓄積して炎症を悪化させるだけでなく、血液中に入っていろいろな全身疾患に悪影響を及ぼすといわれています。



最近の研究では、炎症性サイトカインは血液の中を通って全身に回ることから、糖尿病・早産・低体重児出産・心臓病などが歯周病に関連する疾患とされています。また、肺炎・気管支炎・骨粗しょう症などにも関連すると考えられるようになりました。

●糖尿病

糖尿病になると、脂肪細胞が炎症性サイトカインを産生します。この炎症性サイトカインによってインスリンの作用が弱まり、血糖値が高くなります。つまり、炎症は糖尿病を悪化させる因子のひとつになります。
一方で、歯周病になると、歯肉で炎症性サイトカインが産生されます。この炎症性サイトカインが、口の中の毛細血管から血液中に入ると、インスリンの作用がますます弱まり、糖尿病を悪化させる原因になります。
またこれまで、糖尿病の方は身体全体の免疫力が低下するため、歯周病にかかりやすいといわれていました。最近では、糖尿病の方の身体の中で増える「糖化タンパク質」が、免疫細胞を刺激することによって、多くの炎症性サイトカインが産生されることがわかってきました。このサイトカインが歯周病の炎症を悪化させるともいわれています。このことから、歯周病は腎症(腎機能障害)・網膜症(視力低下)・神経症・大血管障害・小血管障害に次いで、第6番目の慢性合併症といわれるようになりました。

●早産

血液中における炎症性サイトカインの濃度上昇は、出産の合図とみなされるといわれています。前述したように、歯周病になると炎症性サイトカインが過剰に産生され、血液中のサイトカイン濃度が上昇します。この上昇は、身体の中で出産の合図と勘違いされるため、歯周病は早産の原因になると考えられています。
また、炎症性サイトカインが過剰に産生されると、歯周病が起こっている歯肉は慢性的な炎症状態になり、プロスタグランジンという物質が作られます。プロスタグランジンが血液の中を通って子宮に到達すると、子宮収縮と子宮頚部の拡張を引き起こすといわれており、これも早産の原因と考えられています。

●低体重児出産

母親が歯周病にかかっていると、その病原菌が血液中に入り、胎盤を通して胎児に移ることがあります。これが原因で胎児の成長が阻害され、小さな赤ちゃんが生まれることがあります。

●心臓病

歯周病と関連のある心疾患として、心内膜炎(しんないまくえん)と虚血性心疾患(きょけつせいしんしっかん)があげられています。

<心内膜炎>
心臓の内側は薄い膜で覆われいますが、細菌などが原因でこの膜が炎症を起こすことを心内膜炎といいます。生まれつき心臓の弁膜や内膜壁に障害をもつ方や、人工弁を移植した方が歯周病になると、歯周病菌が血液を通って障害のある部分に到達することがあり、心内膜炎を引き起こす場合があります。

<虚血性心疾患>
虚血性心疾患とは、心臓に酸素と栄養を供給している冠状動脈(かんじょうどうみゃく)という血管が狭くなることで起こる心臓病です。血行が悪くなる狭心症(きょうしんしょう)と、心筋の一部が死んでしまう心筋梗塞(しんきんこうそく)があります。
歯周病が関わる虚血性心疾患については、次の2つの原因が考えられています。

1. 歯周病菌が死んだときに出す毒素に対抗して免疫系が働くと、炎症性サイトカインが産生されます。これが血液を通って、心臓の血管壁に作用すると、酸化ストレスが増加して血管が障害を受けます。

2. 歯周病菌の中には、血小板が固まるように作用する物質(血小板凝固因子:けっしょうばんぎょうこいんし)を持つものがあります。この物質が、直接心臓の冠状動脈に血栓を作るように働いて、血管を狭くします。

このような酸化ストレスや血小板凝固因子などの作用は、心臓の血管壁のコレステロールの沈着や血栓形成などを引き起こします。その結果、虚血性心疾患が発症する危険性を高めると考えられます。

●肺炎・気管支炎

高齢者や脳卒中の既往のある方は、嚥下反射*(えんげはんしゃ)と咳嗽反射*(がいそうはんしゃ)が弱くなり、唾液や食べ物が誤って肺や気道に入ってしまいやすくなります。また、免疫系が低下している高齢者などは、歯周病にかかると歯周病菌が唾液により多く含まれるようになります。この唾液が肺や気道に誤って入ると、肺炎や気管支炎にかかる確率が高くなります。

*1 嚥下反射… 食べ物が咽頭から食道に送られる生理的反射のことを言います。

*2 咳嗽反射… 通常、気道の異物や分泌物は、線毛運動(せんもううんどう)によって除去されます。それでも除去できない異物は生体防御反応として咳をすることによって除去されます。この生理的反射のことを言います。

●骨粗しょう症

骨粗しょう症は、骨の密度が減ってスカスカになってしまう病気です。歯を支えている歯槽骨も骨ですから、歯槽骨がもろくなっている可能性があります。この状態で歯周病になると、容易に骨が溶けてしまうので、骨粗しょう症の人は歯周病になりやすく、重症化する可能性が高くなります。



◇ 歯周病は予防から

歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどないため、誰もが放っておいてしまいがちです。しかし歯周病が自然に治ることはないので、気づいたときにはかなり悪化していてもおかしくありません。したがって、ひどくなる前に歯周病を予防することがなによりも大切です。
歯周病は、セルフケアを行うことである程度予防できる病気です。また、歯周病になってしまった場合でも、その進行をとめるには効果的です。以下にあげる項目を中心に毎日の生活を見直してみてください。

(1)1日1回はていねいに歯を磨く

歯周病予防において一番大切なのは、しっかりと行き届いた歯磨きです。歯垢は日々蓄積していくので、歯磨きも毎日行う必要があります。
食事の後は、口内細菌の活動が活発になるので、食事をするたびすぐに歯磨きをするのが理想的です。また、寝ている間は唾液の分泌が減るため、唾液による殺菌作用や自浄作用(じじょうさよう)が低下して細菌が増殖しやすくなります。特に夕食後の歯磨きを、ていねいに10分以上行うようにしてください。うがいだけではねばねばした歯垢を取り除くことはできません。歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助器具を使うとより効果的です。



(2)喫煙を控える

喫煙をする人は、喫煙しない人よりも2〜8倍歯周病にかかりやすいといわれており、重度の歯周病にかかった人の9割が喫煙をしていたという報告があります。喫煙をすると、ニコチンやタールなどによって血管が収縮し、歯肉の血流が悪くなって炎症が悪化します。また、免疫機能が低下して、細菌が増殖しやすくなります。さらに、タバコに含まれる化学物質が、歯周病の症状である歯肉からの出血を抑えたり、歯肉を硬くしたりしてしまうため、歯周病に気づくのが遅くなることもわかっています。

(3)アルコールを控える

アルコールが直接歯周病の原因となるわけではありませんが、お酒をよく飲む人の歯周病は進行が早いという報告があります。その理由のひとつとして、お酒をのんだあとは歯磨きがおろそかになることがあげられています。

(4)ストレスをためない・睡眠をとる

ストレスをためこむと、免疫機能が弱まることが分かっています。免疫力の低下はすなわち歯周病菌の増殖につながり、歯周病を進行させる原因となります。ストレスをためないように心がけましょう。
また、睡眠不足や過労も免疫力を低下させる原因となります。つまり、全身の休養も歯周病の予防につながるのです。

(5)定期的に歯科医の検診を受ける

毎日ていねいに歯磨きをすることで、ある程度の歯垢は落とせますが、石のように硬くなって歯にこびりついた歯石はなかなか落とすことができません。また、「歯周ポケット」が深くなってしまうと歯ブラシでは届きにくいため、「歯周ポケット」内の歯垢や歯石を取り除くには歯科の専門的なケアが必要になります。したがって、歯周病にかかっているかどうかのチェックも含めて、少なくとも半年に1回は歯科を受診するようにしましょう。
(6)噛みごたえのあるものをバランスよく食べる

食べ物をよく噛むことで、殺菌作用のある唾液が十分に分泌され、歯周病菌の繁殖を抑えることができます。また、固いものや繊維質の多いものを食べると、その刺激で局所の抵抗力が高まるだけでなく、歯についた食べ物や歯垢などがとれやすいという効果があります。
また、歯肉はコラーゲンで構成されており、ビタミンCには壊れたコラーゲンの合成を促進させる効果があるといわれています。ビタミンCや繊維質の多い野菜などをとるとよいでしょう。一方で、糖分は歯垢の原因になりやすいことも分かっています。できるだけ糖分はひかえてください。また、食べ物に気をつかうだけでなく、間食を控える・だらだらと飲食しないといった食生活も見直すと、歯垢がたまりにくくなって効果的です。


◇ 歯周病の治療

一般に、一度深くなってしまった「歯周ポケット」は、特殊な治療を用いない限りもとに戻すのは難しいといわれています。したがって、歯周病の治療は、早ければ早いほど理想的です。
また、抗菌剤はねばねばした歯垢の中へ浸透することができないため、歯周病菌に対して抗菌効果を発揮することができません。したがって、最も重要なのは歯垢や歯石を除去することです。

(1)歯肉炎・軽度歯周病

歯肉炎・軽度歯周病の段階であれば、基本的な治療で元の健康な状態に戻すことができます。

プラークコントロール
歯ブラシ、歯間ブラシなどの適切な道具を使って歯垢を取り除くことです。

スケーリング
スケーラーという器具を使って、歯周ポケットに入り込んだ歯垢や歯石を取り除きます。スケーリングは3〜6ヶ月に1回、定期的に行う必要があります。

(2)中等度歯周病

歯周ポケットが5mm以上になると、外科的処置が必要となります。

フラップ手術
歯周ポケットの奥深くにある歯垢や歯石を、歯肉を切開して取り除きます。

骨移植
溶けてしまった歯槽骨の部分に、人工歯根(インプラント)を移植します。

(3)重度歯周病

重度歯周病になると、歯を支える歯槽骨や歯根膜が破壊されるため、抜歯せざるを得ない場合が多くなります。そこで最近では、破壊された歯槽骨や歯根膜を再生させる方法が注目されています。

GTR法(歯周組織再生誘導法・ししゅうそしきさいせいゆうどうほう)
フラップ手術の後、歯根と歯槽骨の上に、吸収されやすい膜やテフロンの膜を置いてスペースをつくり、歯槽骨や歯根膜を再生させることで、歯肉を健康な位置まで戻す方法です。

エナメルマトリックスタンパク質を使う方法
フラップ手術の後、歯根の表面に特殊なタンパク質を塗りつけ、組織を再生させる方法です。


まとめ

歯周病は、生活習慣と密接に関係している“歯の生活習慣病”といえます。高齢化社会を迎えた今、わたしたちは、豊かで質の高い老後生活を送るために、今ある自分の歯を大切にしていかなければなりません。また、歯周病はおとなの病気ではなく、3歳頃から発生し、永久歯が出始める7〜8歳頃から急速に増加することが分かっています。80歳で自分の歯を20本以上残せるように、またすでに何本か歯を失っている方でも、これ以上歯がなくならないように、毎日のケアを続けていくことを心がけていきましょう。


朝陽薬局  神戸店
薬剤師  吉澤 千絵子


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