| 分 類 |
成分名 |
特 徴 |
| 抗ヒスタミン薬 |
マレイン酸クロルフェニラミン |
ヒスタミンH1受容体に結合して、ヒスタミンの働きを弱め、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状を抑えます。
ヒスタミンは、外部刺激によって、細胞から分泌され、血管の透過性を亢進させ浮腫を起こす・気管支平滑筋を収縮し、血管を拡張して血圧を低下させる・腺分泌を促して鼻水を出すなどの作用を持つ物質で、アレルギー反応や炎症・咳の発現に関与する物質です。
中枢神経抑制作用により眠気が現れることがあるため、眠くなっては困る方は、抗ヒスタミン薬が含まれる成分を避ける方がよいでしょう。
また、副交感神経の働きを阻害する「抗コリン作用」により便秘・口渇・排尿困難が現れることがあります。
閉塞隅角緑内障の患者さんや下部尿路に閉塞性疾患のある患者さん(前立腺肥大等)は、症状を悪化させることがあるため、原則的に使用することは禁止されています。 |
| マレイン酸カルビノキサミン |
| 副交感神経遮断薬 |
ヨウ化イソプロパミド |
副交感神経の働きを阻害し、粘液の分泌抑制作用により鼻水などの症状を抑えます。
抗ヒスタミン薬と同様に、便秘・口渇・排尿困難が現れることがあります。散瞳により目のかすみやまぶしさなどもでることがあります。また、閉塞隅角緑内障の患者さんや下部尿路に閉塞性疾患のある患者さん(前立腺肥大等)は、症状を悪化させるため、使用することは禁止されています。 |
| ベラドンナ総アルカロイド |
血管収縮薬
(交感神経興奮薬) |
塩酸プソイドエフェドリン・塩酸ナファゾリン |
α1受容体刺激作用に基づく末梢血管収縮作用により鼻粘膜のうっ血を抑え鼻づまりを改善します。医療用では主に、鼻づまりの症状が強いときに、点鼻薬として使用します。 |
気管支拡張薬
(交感神経興奮薬) |
dl−メチルエフェドリン塩酸塩 |
β2受容体刺激作用に基づく気管支拡張作用により鎮咳・去痰作用を示します。また、中枢性の鎮咳作用もあります。生薬のマオウに由来する成分です。交感神経を興奮させるため、不眠や神経過敏が現れることがあります。また、高血圧・心疾患・糖尿病のある方は症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。 |
鎮咳薬
(中枢性) |
ジヒドロコデインリン酸塩
(麻薬性) |
延髄の咳中枢に作用して咳反射を抑制し、咳を鎮めます。
ジヒドロコデインは気道分泌を抑制するため痰の排出が困難になることがあります。咳は、痰を出すための生理反応ともいえるため、痰を伴う咳にはお勧めできません。 |
| ノスカピン |
| デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 |
| 去痰薬 |
グアイフェネシン |
気道粘膜からの粘液の分泌を促進して痰の粘稠度を低下させ去痰作用を示します。痰を出すためには、痰を切れやすくする必要があります。痰を切れやすくするためには、水分を多く摂り、痰の粘度を低下させる必要があります。べたべたした痰は、気道にくっついてなかなか出てきませんが、さらさらした痰は、出やすくなるのです。去痰薬を飲むときには、こまめに水分を摂ることも忘れないでください。 |
| ブロムヘキシン塩酸塩 |
| 塩酸アンブロキソ−ル |
気道壁を潤滑化する物質の分泌促進作用、気道分泌促進作用、線毛運動亢進作用により去痰作用を示します。線毛とは、細胞表面に無数にあり、表面の粘液を動かす働きをするものです。医療用としても、痰を出すためによく使用されている成分です。 |
| 抗炎症薬 |
リゾチ−ム塩酸塩
(消炎酵素) |
膿汁・喀痰に含まれるムコ多糖類を分解し、痰や膿の粘稠度を低下させて排出を容易にします。また、粘液分泌を正常化して、鼻水や痰を排出しやすくします。また、炎症を生じた組織の修復を促進する働きもあります。
塩化リゾチームは、卵白から生成・抽出されるため、卵白の成分が含まれています。卵白アレルギ−の患者さんには服用できません。 |
トラネキサム酸
(抗プラスミン薬) |
プラスミンという血液を溶かす物質の働きをおさえることで、出血を止める作用をします。また、プラスミンはアレルギ−や炎症作用にも関わっており、プラスミンの働きを弱めることでアレルギー症状や炎症(腫れ)がやわらぎます。喉の痛みやはれを緩和する目的で配合されています。
最近は、風邪薬だけでなく、その色素沈着抑制効果により、肝班(シミ)に効果があるとして市販されています。
血栓のある患者 さん(脳血栓・心筋梗塞・血栓性静脈炎等)や血栓症があらわれるおそれのある患者さんには血栓ができやすくなるおそれがあるので慎重な投与が必要となります。 |